失踪４年で帰国したベトナム人技能実習生

ベトナム人技能実習生で失踪している人は約４０００人と多い。
わたしの知人の兄弟も過去に日本の技能実習生で現在も失踪者としてカウントされている。

彼とは三重県の桑名で会ったことがある。現在は滋賀県の土山町で土木作業員として働いているようだ。
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彼は失踪してから毎月ベトナムの家族に送金し土地付きの家をふるさとに建てたと言うことを風のたよりで聞きました。

ベトナムハノイでも過去に失踪し帰国したベトナム人は多い。
ハノイの市場で縫製のお店を開いているおばさん、ハノイや近隣の町の日本語学校で日本語教師をしているベトナム人など、わたしが知る技能実習中または終了後に失踪したベトナム人たちです。

このブログでも失踪問題のラベルで書いています。

失踪してベトナムの田舎へ帰っても日本の法律を犯して帰国した、なんてベトナムの人は思いません。日本でのことは日本でのことで終わりです。ベトナムの田舎へ帰ってきた失踪者へは、お金を稼いできてくれてありがとうぐらいの気持ちです。

以前、技能実習生送り出し機関に勤めるベトナム人の友人とハノイ近隣のフート省に住む友人が日本語学校を開いたと言うので、行ってきた。

日本語学校のスタッフを紹介してもらったが、その中で、

社長が「ことらは弊社の部長です」、「日本で７年間働いていました」

わたしが、「エンジニアですか」と聞くと、

社長が、「いいえ。失踪していました。先月、帰国したばかりです」

あっけにとられた。

「日本人にそんな風に人を紹介する社長がどこにいるんだ」と。。

フート省にあったその日本語学校の社長はわたしの友人で、日本語教師として勤務してくれるよう誘われたが、誘いにのらなくてよかった。
オープンしてから数か月でその日本語学校は閉鎖した。